元米軍住宅、沖縄・港川ステイツサイドタウンが異質なオシャレさ
ママチャリで日本征服(日本一周)を目指す大魔王ポルポル。 前回ご紹介した時は山口県にいましたが、ついに海を超えて沖縄県までたどり着いたようです。
トレードマークのママチャリを福岡県に置いてきたせいか、若干気が弱くなっている様子のポルポルですが、異文化の入り交じる 港川ステイツサイドタウン に足を踏み入れると、その雰囲気にさらに圧倒された様子。
沖縄は、空も飛べそうな青さだったのだ
わけ合って魔魔チャリ(ママチャリ)を博多に止めたまま沖縄に来てしまい、沖縄県を路頭に彷徨う大魔王ポルポルは、「沖縄」を「おきな魔」に変えることに苦戦していた。
那覇市から三日三晩歩き続け、疲労困憊で浦添市までやってきたのだ。その距離、約7キロ。本州とは違って最低気温が17℃。 太陽の光が照り付けていた。
「ガッハッハッハ!! やはり、歩いて移動するには時間が掛かりすぎる。空を飛ぶとニンゲンどもに見られてしまうから、迂闊に飛ぶこともできないからな。 ガッハッハッハ!!」
と、実際に飛ぶことはできないのに、暑さのせいで「飛べる!」という妄想を繰り広げていた。
浦添市の近くになると街の色も少し変わってくる。 問題になっている米軍基地が近くなるのだ。 街には多くのアメリカ人が歩いているが、我輩を見るなり
「ワッツ!?」
という目で見られてしまう。 だが日本征服のために、そんなことは気にしないで先へ進んでいるのである。
アメリカを小さくした街にやってきた
そんな大魔王ポルポルは、浦添市にある「 港川ステイツサイドタウン 」という場所へやってきた。
この場所は、1階建ての外国人住宅が碁盤の目のように並んでいる場所だ。 ストリートごとに「オレゴン」「テキサス」「フロリダ」などのアメリカの地名で分かれており、お店に番号が振られ立ち並んでいるという稀有な場所だ。 いわばオシャレなテーマパークのような場所。
お店の数は、ざっと20~30店舗が軒を連ねている。 カフェやレストラン、雑貨店から保育園、学童クラブまであり、さらには一般住居まで点在するという独特な場所である。
「な・・なんだ!ここは、数々の店が立ち並ぶ面白き場所ではないか。ガッハッハッハ!!」
日本中を征服している大魔王にとって、ここはとても異質な場所であり驚きを隠せなかった。 日本中探しても、このような場所は見たことがない。 まるで外国の中に飛び込んだような世界が広がっていたのだ。
「ガッハッハッハ!!この場所はなかなか面白い。 この場所を少し散策してみるか。」
と、仮のニンゲンの姿に戻ったように魔族らしからぬ興奮がこみ上げたので、少し歩いてみることにした。